電車の中での会話2

エッセイ・コラム

べんぞう

 先日、娘と出かけることがあり、二人で四方山話をしながら電車に揺られることになりました。
電車の適度な揺れは会話を進める背景としては、なかなか良いもので話が完結することなく、取止めもなく続いていきました。なかなか良い時間になりました。

 そのときに、ベビーカーを押した海外からの旅行者家族が乗車されてきました。幼児用ではなく、家族構成をみると小学校生低学年の子どものための、ベビーカーになると思います。我々も経験がありますが、移動中に子どもが寝てしまうと、とても長時間の抱っこは無理なのでベビーカーに頼ることがありました。比較的空いていた電車なので、皆さん、落ち着く所に落ち着かれました。

 さて、そのときに娘が「友人の◯◯ちゃんが電車に乗るのが怖いと言っている」ということを言い出しました。「それは、なんで?電車は安全やで」。
すると◯◯ちゃんがベビーカーに子どもを乗せて電車に乗車していると、乗客の人から「ベビーカーは邪魔やから電車に乗るな」と言われたようです。

 それからは、同じことを言われないかと「怖くなってしまった」ということなのです。

 さて、少し調べるとわかりますが、国土交通省は「公共交通機関等におけるベビーカーの利用に関する協議会」の決定事項として2014年3月にベビーカーを利用しやすい環境づくりを推進することしています。下のポスターはその一環で作成されたものです。おそらく過去には、ベビーカーは乗客の空間を減らすので、折りたたんで使って下さい、という時代があったようです。しかし、今は違います。
したがって「嫌なことを言われること」があるかも知れませんが、大きな世の流れは、ベビーカー利用を前提として、まちをつくろうという方向に向かっています。
 こんな常識がもっと早く共有されることが望ましいことです。

 ◯◯ちゃんにも、怖がる必要はないとお伝えすることが大事ですね。

 お互いに、多少譲り合うことで、住みやすい社会ができることを進めたいと思います。

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